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「e.g.」って何の略?意味・読み方・使い方と同義語「i.e.」との違い

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英語で「例えば」と言えば、「For example」を思い出す方が多いのではないでしょうか?

実は「e.g.」も「例えば」を意味します。今回は「e.g.」がどのように使われているか詳しく解説します。

「e.g.」の意味

「e.g.」は、ラテン語「exempli gratia」の略語で、「例えば」を意味します。見ての通り、英語の「example」は、ラテン語「exempli」を語源としています。

一方、「gratia」は、「恩寵(おんちょう)」、つまり、「恩恵」といったニュアンスがあるようです。

なお、日本では英語の「For example」を略した「ex.」がよく使われていますが、英語圏では「e.g.」が主流で使われています。

「e.g.」の読み方

「e.g.」は、そのままアルファベット読みで「イー・ジー」、もしくは「for example」と置き換えて読みます。

文章など書面では「e.g.」と表記されますが、日常会話では「for example」を使うのが一般的です。つまり、「e.g.」は書き言葉と言えるでしょう。

「e.g.」の使い方

「e.g.」を使う場合、「e」と「g」の後に必ず「.」(ピリオド)を書きます。そして、文章をつなげる際には「,」(カンマ)を入れます。

つまり、「~, e.g.~」と書きます。では、例文で確認してみましょう。

例文

She doesn’t eat raw fish, e.g. sashimi.

彼女は生の魚を食べません。例えば刺身です。

I love fruits at all,e.g..apple, strawberry, orange, and banana.

私はフルーツ全般が大好きです。例えば、りんご、いちご、オレンジ、バナナなどが好きです。

このように「e.g.」は、文章の最初にくることはありません。

「e.g.」の同義語「i.e.」

「e.g.」の同義語に「i.e.」があります。「i.e.」は、ラテン語「id est」の略語です。

英語の「that is」や「that is to say」のニュアンスとして文中で使われています。「すなわち」「言い換えれば」「つまり」の意味として使われています。

「i.e.」もそのままアルファベット読みで「アイ・イー」です。

「i.e.」の使い方

「i.e.」も「i」と「e」後に必ず「.」(ピリオド)、文章をつなげる際には、「,」(カンマ)を入れます。

例文

I don’t eat raw fish, i.e.Sashimi.

わたしは生の魚を食べません。つまり、刺身です。

You will bring two items i.e. a milk and a butter.

2つのものを持ってきてください。つまり、ミルクとバターです。

まとめ

「例えば」を意味する略語「e.g.」と、同義語「i.e.」の意味や使い方についてご紹介しました。どちらもラテン語を由来とし、主に書類や本など文語で使われる英語表現です。

日常会話で使われることはほとんどありませんが、文語では頻繁に使われていますので、両者の意味の違いをしっかり理解しておきましょう。

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